税務調査は税理士がいるだけで大きく変わる

税務調査は顧問税理士がいるかいないかで大きく変わります。
というのも、事前連絡から当日までの準備、当日の対応と、全てがスムーズに行くからです。

また、税務調査の経験が豊富な税理士であれば、追徴課税を支払わなければならないケースでも、落とし所を探して、できる限り金額を抑えるようにします。
税理士がいれば、流れだけでなく結果も良い方向に働くのです。

いるだけでこんなに違う税務調査対応の税理士

（１）事前通知の対応

突然税務署から調査の連絡があった場合、知識や経験がないと、担当者から提示される日程や、提出書類の対応等、どこまで相手に従えばいいかわかりません。

その点、顧問税理士がいると、税務署は税理士を通じて税務調査の申し出を行い、納税者に直接調査の連絡が入ることはありません。
日程調整や提出書類等は、税理士が税務署と交渉してくれるので、納税者の負担も軽くなるでしょう。

（２）税務調査前の準備がスムーズに

税理士がいれば、打ち合わせをしながら、当日に必要な帳簿、証票類などのやデータの整理ができるので、準備がスムーズに進みます。
逆に税理士がいないと、あれもこれも必要ではないかという疑念に駆られて時間を大幅に消化してしまう可能性があります。

必要な資料の準備や、申告内容の見直しは経験豊富な税理士だからこそ円滑に進ませることができるのです。
また、税理士とシミュレーションを行っておけば、当日の質問にも落ち着いて対応することができます。

（３）無茶な要求を拒否してくれる

税理士は納税者側に立って、不利となる質問や要求に対応してくれます。
もし、無茶な要求が来た場合はきっぱりと拒否してもらえます。

税務署側の言いなりにならないようにする抑止力としても税理士は機能するのです。

税理士によって結果は変わる

税務調査では、税理士の立会いによって、税務調査の結果が大きく変わることがよくあります。

税理士は、調査の流れを把握しているので、必要に応じて適切なフォローをしてくれます。
また、税法の観点だけでなく、総合的な判断から対応をしてくれるからです。

調査の結果、追徴課税を支払うことになっても、修正項目や修正年度を絞ってもらうなど、金額を抑える交渉をしてくれます。

ただし、すべての税理士が税務調査の対応に長けているわけではありません。
中には税務署の言いなりになってしまう「税務調査に弱い」税理士もいます。

税務調査に求められるのは、税法などの知識だけでなく、豊富な経験です。
税務署のやり方を熟知していて、妥協点を見つけるのが上手い税理士に調査を依頼するべきです。

まとめ

税理士がいるか否か、税務調査の経験が豊富な税理士か否かで、税務調査の流れは大きく変わります。
税務調査に関する交渉力に長けている税理士と協議の上、綿密な準備のもとに臨むのが理想でしょう。

投稿日2021年9月15日（更新日2023年12月11日）

カテゴリー

税務調査お役立ちコラム

タグ

個人, 加算税, 延滞税, 法人, 無申告, 熊本税務調査センター, 申告, 相談, 税務調査, 税金, 脱税, 追徴課税

この記事を書いた人

税理士・税務調査士 藤本　尚士

大学院卒業後
35 歳 大手税理士事務所に勤務
40 歳 税理士法人新日本九州中央事務所 開業

税務調査専門の税理士である私が、二人三脚であなたをサポートします。
当事務所では、税務調査に関する手続きを代行することはもちろん、税務調査に関する全てに対応させていただきます。